ボトルサーチパスの設定

デフォルトで設定されている以外の場所に移動したボトルを、 CrossOver で検出できるようにするには、 CrossOver で作成したボトルを新規に指定した場所に移動し、その新規に指定した場所へのシンボリックリンクを ~/.cxoffice ディレクトリに作成します。

CX_BOTTLE_PATH 環境変数を設定することで CrossOver がボトルを検索するディレクトリのリストを変更できます。デフォルトでは、この変数は ~/.cxoffice に設定されています。CrossOver を起動するたびに、パスを変更する手間を省くため、~/.cxoffice/cxoffice.conf を変更して次の行を追加してください:

[EnvironmentVariables]
"CX_BOTTLE_PATH"="/extra/bottles:~/.cxoffice"

CrossOver は、まず、/extra/bottles 内のボトルを検索し、次に標準の場所を探します。また、CrossOver は、検索パスに存在する書き込み可能なディレクトリにボトルを新規作成します。この順番は重要です。

さらに、CrossOverは既存のボトルを別の場所に移動しません。デフォルトのボトルの場所のままにするか、既存のボトルを手動で移動させることができます。簡単な移動コマンドで移動できます:

$ mv "~/.cxoffice/ボトル名" /extra/bottles

CrossOverを全体のすべてのユーザーへ影響するようにインストールできます。その場合、全体の構成ファイルを/opt/cxoffice/etc/cxoffice.confへセットし、各ユーザーがボトルディレクトリの所有者であることを確認します。通常、ユーザー環境設定で設定されています:

[EnvironmentVariables]
"CX_BOTTLE_PATH"="/extra/${USER}/bottles"

同様に、ボトルを管理ボトルにする時、通常は /opt/cxoffice/etc に保存します。ただし、CX_MANAGED_BOTTLE_PATH 環境変数を変更することでこの設定を変えることができます。例えば、/opt/cxoffice/etc/cxoffice.conf に次の行を追加します:

[EnvironmentVariables]
"CX_MANAGED_BOTTLE_PATH"="/extra/published_bottles"

この設定を、全体の構成ファイルに入れてすべてのユーザーからアクセスできるようにしました。また、CX_BOTTLE_PATH に関しては、新規ボトルを最初の書き込み可能なディレクトリに保存し、既存のボトルは移動されません。